NPO法人華齢なるケアマネたち
                             

第73回華齢なるケアマネたい勉強会「事例検討会」

◆9月:テーマ
  「サービス担当者会議のあり方」    〜リスクマネジメントを考える〜                 
本日は16名の参加者のもと、全体情報交換の後、先月実施した事例を振り返り勉強会をスタートしました。
 
○前半:事例概要の説明及び事例提出理由
「火元の管理ができない独居高齢者を地域でどう支えるか』、その後3つの課題(問題)をあげ、その課題を『良い点』に変える“発想の転換”に挑戦する。
 ※詳細については文字数の関係上省略します。

○後半:サービス担当者会議のデモ
         (3グループ分け)
AG:サービス提供者側・ケアマネ等
BG:家族・身内
CG:民生委員・近隣住民等、
★次の手順に沿って、「認知症がある単身高齢者が安全に安心した在宅生活ができる」ためにサービス担当者会議で介護の総合方針を探る。
1)各グループの役割や立場や自分たちの正当性を強調する
・AGの立場:仮に火事になると「ケアマネジャーは何をしていたのか、と周りからとがめられる。家族がもっと動いて欲しい!」
・BGの立場:「大変申し訳ないが、高齢なのでなかなか介護にいけない・・・」
・CGの立場:「火事が心配だ。できたら引っ越したい。ごみ屋敷の傍は嫌だ。個人のことにどこまで関与していいのか・・・」等々

2)次に、各グループが自分達の立場を強調しても解決しないので、各グループが「役割として何ができるか」についてアイデアを出し合った。
・AG:「ケアマネジャーが変わっても事業所としてこれからも関わります」
「サービス担当者会議も開催することを伝えます」「ガス代など安全な機器方法の提案をします」「何かあった場合すぐ駆けつけることを伝えます」等々
・BG:「火災報知機・消火器や安全器具、ポット見守り君など環境整備には協力します」「弟と姪が協力して毎日電話します」
・CG:「散歩時に、部屋の灯りや新聞、牛乳などを溜まっていないか確認します」
「その結果を民生委員からケアマネジャーへ伝えます。自分の家も心配ですし・・・」等々

【今日のポイント】
○事例の課題(問題)を『良い点』に変える“発想の転換”をする。
○その『良い点』を維持継続するためにサービス担当者会議でそれぞれの役割を共通認識する。
○担当者会議で決まったことを皆で分担して行う。(共同責任=協働責任)
○「本人」だけの問題ではなく「地域全体」の問題として捉え、各機関ができることを話し合い、遂行していく。
【事例提供者より一言】  
・自分1人で背負い込まず、もっと社会資源を使うことで道が開けることがわかった。
 
【参加者より一言】
・それぞれの枠割を明確にすることが共同責任につながることがわかった。
・家族の立場になれば見えてくることがあることがわかった。
・事業所としてどのようにかかわっていくのかを、きちんと説明することが大切。
【ファシリテーター役より】
・自分の都合のいい様に言葉を選んではいけないことがわかった。
       ↓
木戸先生より
問題点については、まず事実を列挙すること。その上で問題点の中にあるよい点(強み)を探す。
【木戸先生より一言】    
     
・リスクをゼロにすることはできない。関わっている全ての人でリスクを分担し、共同(協働)責任をもつことが大事。
・火元管理の心配は、利用者さんの問題だけではなく、隣近所にとっても心配の種になっていることに気がつけば、地域の共通課題として、取り組み体制が築けるかも。 
【運営委員会より一言】 
・地域の事をケアマネは理解していないといけない。
・地域の人にはケアマネの立場、役割を理解してもらっておく必要がある
【本のご紹介】

「あっち側から見たこっち側」
  脳卒中レポート

         高崎陽子著
 
    NPO法人VIVID
    筺Fax03-5849-4831 
        \1,000
★推薦
 2006年2月、日本社会事業大学専門職大学院2期生の著者が、卒業レポート発表会の夜、脳出血で倒れた。一夜にして障害者になった高崎さんの闘病記録は、当事者の声であり、またケアマネジャーである高崎さんの自己体験から発せられる福祉を学ぶ者へのメッセージでもある。
日本社会事業大学大学院
福祉マネジメント研究科
  研究科長 教授 今井幸充
【本のご紹介】

「対人援助・生活相談
     サポートブック」

神山裕美・木戸宜子 著

        中央法規出版

        ¥2,200

★例えば、次のような時にヒントが得られます。
〕用者とのかかわりにおける
 困りごと
 ・利用者からの拒否
 ・利用者との価値観の相違
 ・ニーズの把握など
家族とのかかわりにおける
 困りごと
 ・家族内のトラブル
 ・家庭訪問の拒否など
A反イ反μ海砲ける困りごと
 ・チームアプローチの進め方 ・上司、同僚との関係
 ・バーンアウトなど
っ楼茲砲ける困りごと
 ・関係機関との連携
 ・住民とのかかわり方
 ・サービスの不足など

  100以上の困りごとに
  お答えします!
【イギリスの施設紹介】
今年3月、あるイギリスの施設見学時に撮影してきました。
ここはエレベーターの前です。認知症の利用者が施設から出ないようにペイントや家具をアレンジして環境を変えています。
また壁には昔懐かしい映画俳優の写真が一面に飾っていました。(「慕情」「チャップリン」「ローマの休日」等)
          N氏
【次回勉強会お知らせ】
ホームページの「イベント」欄に
アップしましたので併せてご覧ください。
皆様の参加お待ちしています。

前のページへ戻る
さいたま市市民活動サポートセンター