田島ケ原サクラソウ自生地を守る会
                               

自生地で初めてナンバンギセルが見られました

6時45分の自生地は寒露にふさわしく、露をいっぱいに含んでいた。観察路の両側はユウガギクが多くなり、チカラシバも銀色の穂を広げていた。

初めて自生地でナンバンギセルを見た。盛りは少し過ぎていたようだったが、色は鮮やかだった。
長く伸びているのは花柄で、花は黄褐色の大きな萼に包まれる。
万葉集にも「思ひ草」の名で下記の一首だけ登場する。「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何をか思はむ」作者不詳(巻10-2270)

アキノノゲシは空に伸び、ヤブマメも全域で薄紫の花を咲かせ、ヤブツルアズキとツルマメは豆果をつけている。アカネは果実も見られ、キンミズヒキは鴨川縁で繁茂している。
カナムグラは雌花が咲き始め、レモンエゴマそしてコメナモミも見られ始めた。

アキノノゲシ(秋の野罌粟)はキク科の1〜2年草。約2僂瞭花は日の出を待って開き、夕方には萎む。果実は扁平で先がくちばし状になり種髪で風に運ばれる(円内)。

2013年10月8日の寒露は朝方こそ露が多かったが、日中は台風24号と高気圧の影響で気温がうなぎ上り、30℃近くまでになった。

ナンバンギセル(南蛮煙管)ハマウツボ科の一年生寄生植物。ススキの根などに寄生する。埼玉カテゴリーでは絶滅危惧2類(VU)
堤防から自生地を俯瞰するとオギの穂波が白や赤味がかった帯状に見え、露を含んだ花穂は観察路にもこうべを垂れていた。
クワ科のカナムグラ(鉄葎)は雌雄異株。苞に包まれた下向きの短い花序の雌花が登場し、露を含んだ雄花とコラボしていた。
アカネ(茜)の花径3个らいの花冠は深く5裂し、雄しべは5個で雌しべの花柱は2個。直径5个らいの果実をつけ始めている。
ユウガギク(柚香菊)はキク科ヨメナ属の多年草で茎はよく分枝する。柚の香りがするのが名の由来というがほとんど香りはない。
コメナモミはキク科の一年草。名は「神麹(しんき)」を作る時に揉んだので菜揉みが由来。総苞片と花床の鱗片に腺毛が密生する。

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