NPO法人華齢なるケアマネたち
                             

第96回さいたま福祉研究会(華齢なるケアマネたち)勉強会

6月勉強会テーマ

「認知症を抱える家族支援のあり方」

☆開催日:平成22年6月12日
     9:30〜12:00
☆場所:浦和コミュニティセンター
    10F第6集会室
☆参加者(16名)

◆前半:9:0〜10:00
=情報交換コーナー=
◎先月の振り返り
情報紙「かがやき」より
◎グループで地域情報交換
◎新規参加者1名紹介
◎本の紹介

◆後半:10:00〜12:00
=グループ学習=

◆=グループ学習=
テーマ「認知症を抱える家族支援のあり方」

【当日の流れ】
※グループワーク形式
1.認知症の医学的理解を深める
2.認知症アセスメントスケールの確認
3.認知症簡易チェック実施
4.ケアマネとして認知症で「困った事」について情報の共有化
5.「困った事」をFAST分類活用し認知症ステージの確認
6.「困った事(課題)」をプランに落とし込む(短期目標・中期目標・サービスについて)
7.本日の振り返り
※中核症状ー医療情報については次回(7月予定)

★では、具体的な進め方の内容についてみていきましょう。

1.認知症の医学的理解を深める
1)認知症とは・・・
脳の器質的な障害によって、記憶力や、実行能力や会話など、いったん発達した知的機能が 持続的に障害されて、社会生活に支障をきたすようになった状態

※認知症を発症する高齢者の割合は、65歳から5歳刻みで約2倍になっている

2)認知症を呈す疾患
○変性疾患:アルツハイマー型認知症・ピック病・レビー小体型認知症・大脳皮質基底核変性症・進行性核上性麻痺等
○脳血管障害:脳血管性認知症
○感染症:脳炎・進行麻痺・エイズ脳症・プリオン病
○腫瘍:脳腫瘍
○その他の中枢神経疾患:神経ベーチェット・多発性硬化症他
○外傷:慢性硬膜下血腫
○髄液循環障害:正常水頭症
○内分泌障害:甲状腺機能低下症
○中毒・栄養障害:アルコール中毒・ビタミンB12欠乏症

2.認知症アセスメントスケール(評価)
・質問式(HDS-R・MMSEなど)
・観察式(NMスケール・FAST等)
  *Functional Assessment
     Staging(FAST)
・観察式 日常生活能力(ADL)と総合的に評価

3.認知症簡易チェック実施 
4種類の簡易チェクを実施しとても好評でした。*一部ですが写真(最初)をご参照ください。

4〜6の流れをまとめると、
「困った事」をFAST分類で認知症のステージを確認        ↓
「困った事(課題)」をプランに落とし込む(短期目標・中期目標・サービスについて)

例)FAST分類(重度)
【生活全般の解決すべき課題】
「入浴を嫌がる」
     ↓
【長期目標】
清潔が保て健康の維持ができる
入浴を楽しむことができる
     ↓
【短期目標】
・リラックスした状態での入浴の誘導
・定期的な入浴の確保
・手浴・足浴しながら細やかなアセスメントを実施
・着脱しやすい衣類の工夫
     ↓
【サービス内容】
・顔を拭く
・声掛けの工夫
・いろんな職員がサービスに当たり本人の全体像を把握する

【本日のまとめ・ポイント】
○FASTの分類で重症度別で家族が身体的あるいは精神的に大変なのはいつなのかがみえてきたのではないでしょうか?

○病気の進行に伴い、ケアマネとして気をつけなくてはいけない事は何でしょうか?
時間の経過とともに変化していく本人の状態とプランの変更を「予測性」を持ってどこまでご利用者またはご家族に伝えていくことが出来るのでしょうか?

○それにはケアマネとして最低限の医療知識を持ち、その時点で最適なケアを提案できる力が必要です。
それには出来るだけ多くの情報を整理して持っておくことも必要です!!

○7月はそんな情報の1つとして医療連携情報も勉強したいと思います。

【7月勉強会案内】
☆日時:7月10日(土)
    9:30〜12:00
☆場所:浦和コミュニティセン
ター10F第6集会室
☆テーマ
「認認介護世帯を地域でどのように支えるか」
【振り返り】
★参加者
A氏:認知症「FAST分類」は業務に生かしたい。
B氏:来月のテーマ「認知症と地域・・」において、更なる医療情報の提供がある予定、勉強会が楽しみである
C氏:介護認定審査会のメンバーに対して、本日学んだ認知症理解などについて伝えていきたい。
D氏:包括支援センターでも家族支援のサロンを立ち上げる事になったので、とても勉強になった。
E氏:転倒を繰り返す人がいて、家族負担が大変。どうしたらよいか知りたかった。
F氏:認知症が進行すると寝たきりになることもあり、家族は「介護が楽になった」という話はよく聞くことがある。
G氏:認知症の専門医受診がなかなか結び付かない人もおり課題である。
H氏:家族は初期〜中期が精神的に大変。よく話を聞いてあげて、適切な対応が出来るようになりたい。
I氏:居宅サービス計画書において、課題「入浴」だけ一つとっても細かい工夫が必要であり、今後の参考になった。
J氏:ファシリテーターが、これだけの充実した資料の準備をしていただき「ありがとう!!」です。






★ファシリテーター
ー分のゴールは「認知症の家族支援であった」が、医学的理解に時間をかけすぎたため目的が達成されたなかった。改めて、時間配分(シナリオ)の難しさが課題として残った。来月のファシリテーターに引き継ぐことにした。Tさん宜しくお願いいたします
G知症の整理が出来たためファシリテーター役をやってよかった。
ぅ吋▲泪佑箸靴毒知症の進行に合わせてプランの提案ができる引き出しがいっぱいあった方が、ご利用者、家族にいろんな支援が出来ると感じた。

★『豆知識コーナー』担当Mさん
・調べる事で自分の身になった

★運営委員より
.侫礇轡螢董璽拭写鬚、充実した資料準備及びシナリオの構成がとても分かりやすくよかった。時間の配分については、今後一緒に考えていきたい。
▲哀襦璽廛錙璽を活性化するためには、ケアマネの参加年数や積極的な発言を促すような配慮が必要と感じた。
5鐶サービス計画書の書き方や視点については、今後も勉強会で取り上げる必要性を感じた。(短期目標・長期目標・・・)

【書籍紹介コーナー】
「やすらかな死」
       川越 厚
     日本キリスト教出版
       1,680円


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