|
【本日のポイント】
○話し方一つで人間関係が変わる。相手の話が聴けるようになるには・・・。
・受容―― 無条件で受け入れる。心に響く聴き方が大事。相談者(クライエント)が、自分を受け入れてくれているかどうかわかる。(相手は)全身で見ている。
・共感――「あなたがおっしゃっていることは〜ですね」と確かめることで、相談者(クライエント)は、「自分が話した内容に共感してくれる人がいる」という認識をが持つ。その結果、問題の結論が出しやすい環境が生れる。
・自己一致――心で感じていることと、言葉として発すことが一致すること
(腹の中と口が一緒)
○苦手な人とうまく付き合うこととは・・・・。
・人間は褒められると2ヶ月持つといわれている。
「あなたにはこんなに良い所があるのだから○○を直したら、もっと良くなるわネ〜」
(アサーショントレーニング)
・相談者の考えで決めつけてはいけない。人には「十人十色」の見方がある。相手のどこを見るか。人は必ず誰かに支えられて生きている。心の手を差し伸べよう。
|
|
|
○相手の話が聴けるようになるには・・・。
・相談者(クライエント)は、まず、相談したい事柄を話し、そして相談員(聴き手)がしっかり話を聴いていてくれるかと見きわめてから、相談者は確信を話しだす。
・相談者(クライエントは、相談員(聴き手)の姿勢から「この人なら聴いてくれる、大丈夫!」と思った時に真実を話す。
・相談員(聴き手)は、相談時に自分の感情や思いは持たず、又は横に置いて、つまり「白紙状態」で「一面的でなく」、また「相談者と同じような経験があっても相手と自分とは違う」と、自覚する姿勢が大事である。経験は人によって違うので自分の感情を交えて話さない、そして聴かない。
・相談者の話の中から「私」「〜時」「今」「日にち」等の言葉を語るとき、本人にとって重要なことなので、聴き逃さないで聴く。
・過去〜現在をスラスラ話せる人は、過去の辛さや苦しみから抜けることができた人。一方、ゆっくりつかえながら話し方をする人は「今、困っている人」の場合がある。事柄と感情を区別して聴きましょう。
|
|
|
参加者の振り返り】
Aさん「相槌・目線・動作があって相手の真意に近づく。うなずきにより考えがまとまり、方向が変わる。現状の自分は回数が多いかなと思った」
Bさん「職場で助言や提案をしがちだが部下の話を充分に(真の声を)聴き、自身がトレーニングをすることにより明るい職場にしたい。反面、職場で聞けても家庭では難しい。
Cさん「自分の傾向を知ることが大事で笑顔で向き合うとホッとした。」(実習を通して)
Dさん「自分が馬鹿(自分の感情を持ち込まない)になることは皆と同じようになり自由自在になれる。自分の物差しで人を見ない」
Eさん「気づきは自分のものにする。が、きちんと聞いてないと気づきが出ない。」等々
|
|