NPO法人華齢なるケアマネたち
                             

第76回さいたま福祉研究会(華齢なるケアマネたち)勉強会

◆12月:テーマ「ストレングスに注目することとは・・・」
〜地域包括支援センターの活動を通して〜

○本日の参加者は13名
○今回のポイントは要支援状態であった介護者の状態悪化に伴い、変更申請を行うことで予防から介護に変更になる為、地域包括支援センターから居宅介護支援事業所にプランを依頼する難しさを感じた事例です。(一般的に困難事例といわれるケースです)
あなたが地域包括支援センターからプランの依頼を受けたらどうしますか?

【当日の流れ】
 1.事例の説明
   事例についての参加者からの質問に   対する補足説明
 2.グループで事例についての問題点を   挙げる
※本人・家族・組織・地域とカテゴリー別に問題点を整理する
 3.さらに問題点を放置しておくと5年   後にはどうなっているかを考える
 4.最後に、問題点ばかり見ないで「本   人の良い点をみる」、
つまりストレングスに着目する
 
【本日のポイント】         
 ○事例提出理由が、包括支援センターが担当していた利用者が要支援から要介護に変更にあたり、居宅介護のケアマネに“如何に円滑につなげるか”である。
 ○今月の目標はストレングスに着目まで、来月が上記の事例提出者の課題解決とする。
○「問題点」ばかりに焦点をあてるのではなく、良い点にも着目し利用者のストレングスを居宅介護のケアマネと一緒に考え継続支援していく。
○「問題点」を考える際、本人・家族・組織・地域などカテゴリー別に分類し、整理することで
 事例の問題点がより明確に把握できる
○「問題点」をそのまま5年間放置しておくとどうなるか
・・・と予測する事でリスクマネジメントを考えることができる
○問題点を押さえ、そして「良い点」を見ていくことでよりストレングスが深まる。
 

【振返り】         ○参加者
Aさん:問題点ばかりでなくストレングスにも注目することが重要である。

Bさん:問題点を放っておいたら5年後どうなるかなどケアマネジャーとして予測を持つことが大事な視点である。

Cさん:今担当している利用者について「ICF」や「ジェノグラム」で整理しておきたい

Dさん:介護保険だけでなく障害者自立支援法などについても勉強し、いろいろ組み合わせてその人にあった支援方法を見つけたい。等々
【事例提供者】
・問題点を整理することで事例が改めて理解できた。
・さまざまなアプローチの仕方が分かり考え方や視点が広がった。
・プランを引き受ける側(居宅介護支援事業者のケアマネジャー)の意見が聞けてよかった
【ファシリテーター】
・課題に沿ってまとめるポイントが勉強になった
・課題(問題点)を踏まえ「良い点」を見ていくことで、さらにストレングスが強化されることが分かった。
・ファシリテーターの役割が何かがわかった。当日までの準備には時間と労力をかける意味や必要性がわかった
・受講する立場と進行する立場の違いを体験できた。一人でも多くの方が進行役をすることをお勧めします
【運営委員会として】 
・グループワークでは各々意見が活発に出てよかった
・グループワークでの司会進行において課題を焦点化して進める事が難しい。特に話が課題からそれた時にどうまとめるかなど
★本日は「FKモデル」で展開した。今後も引き続き活用していく予定である。
・第1ステップ:事例提示理由
・第2ステップ:取組み意志の
提示
・第3ステップ:追加情報
・第4ステップ:問題点の列挙
・第5ステップ:5年後の予測
・第6ステップ:プラス項目の列挙
  次回以降「第7〜10ステップ」の学習予定
《参照文献》「3次元の立体把握〜役割システム的アプローチについての理解〜」
福山和女著書:ルーテル大学院
 【木戸先生からのアドバイス】  
・各ステップ(FKモデル)で何を目的に行うのか明確にすることが大切である。
例えば、事例提供を行う目的は何かなど
・「地域包括支援センター」「在宅介護支援センター」「居宅介護支援事業所」のそれぞれ
の立ち位置や役割についてお互いが正しく理解していないと連携が難しい
・地域包括支援センター所属の事例提供者が、本日のような事例に対して問題意識を
持っていることも大きなストレングスの1つではないか・・・。
・ファシリテーターがよく頑張ってくれた。

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