田島ケ原サクラソウ自生地を守る会
                               

8月ついたち観察会は猛暑にも和気あいあいでした

2014年8月のついたち観察会は熱中症に注意の晴天だったにも拘らず、12名の参加者があった。
Sさんが採りたての大きなゴーヤを皆に持ってきてくれて朝から懇親ムードが高まった。Nさんはお孫さんに買ったカブトムシが3日と持たずに死んでしまい、今日はカブトムシに期待し、望み通りになって笑顔。雄のカブトムシが600円とは聞いてビックリだった。

自生地ではオニユリやバアソブが終わりに近く、コバギボウシやキンミズヒキ、センニンソウが咲き始めた。絶滅危惧B類(EN)のアゼオトギリは小さな黄色い花をたくさんつけているが、特徴は葉に明点が散らばり縁だけに黒点が並ぶことという。

コバルトブルーのツユクサは午後にはしぼんでしまう半日花。花弁3枚のうち白色の一枚は目立たず属名の由来にもなる。6本の雄しべは鮮やかな黄色の短い3本と π型中間の雄しべは花粉を出さない仮雄しべ、長く伸びた2本の雄しべのみが花粉を分泌する。花の4分の1は雄花で、同じ苞に2花ついた上の花には雌しべが無い。同花受粉もするが、地を這った茎の節々から根を出して増える。

ブドウ科のヤブガラシは鳥足状複葉が特徴的で、地中に張り巡らした根の節々から芽を出して他の植物を覆い尽くす。
根際から抜いても決して根はついてこない。節から折れるだけで一度繁茂したら根絶は不可能だ。こんな嫌われ者でも漢方では烏斂(ウレンボ)という生薬だ。ハチやムカデの咬傷には茎葉の生汁をつけるとよい(牧野和漢薬草大図鑑)とあり、蚊に刺された時の痒み止めにも効果的だ。3倍体が多く結実するのは稀という。

去年から気になっていたE区の公園側の柵に繁茂しているヤマイモ科のつる植物をニガカシュウ(苦何首烏)と同定できた。オニドコロにしては葉が大き過ぎるし、煩いくらいの花を見ない。先日河川敷でこの植物の花を見てようやくニガカシュウと知り、葉はほぼ円形で下部の左右が張り出さず、葉柄の基部に縮れたひれがあり、珠芽ができる特徴が確認できた。

下の写真は2014年7月30日AM8時46分自生地にて撮影。ウマノスズクサが枯れてしまったので産卵する葉を探すのに大変のようだった。ジャコウアゲハは普通2〜3個づつ産卵するようだ。

 
   

ツユクサは昔から人々に親しまれ、別名もツキクサ、帽子花、青草、蛍草など多い。この仲間からイネ科が進化してきたと言われる。
鳥足状複葉の植物はヤブガラシの他にアマチャヅルがあるくらいで非常に特徴的。アマチャヅルに朝鮮人参の成分が含まれると言われブームになった時には、ヤブガラシも一役買わされたようだ。
7月27日に荒川河川敷で見つけたニガカシュウの花穂。自生地ではまだ花は見られていない。
8月1日AM9時24分撮影。雄のジャコウアゲハは艶のない黒色。全体的には環境の変化により減少しているという。
シソ科のシロネは根が太くて白いのが名の由来。シソ科の特徴で茎は四角い稜がある。小さな唇形花をつける。
原産地は中国で人為的に持ち込まれたというアカボシゴマダラ。今の時期はクヌギの樹液に集まっている。

前のページへ戻る
さいたま市市民活動サポートセンター